サプリの副作用を激しく体感した
先日、ケトン体のサプリメントを、ランニングのトレーニングで試してみました。
ケトン体は、その血中濃度が高い状態で低強度の運動をすると、体脂肪をより消費しやすくなるという報告があります。
筆者は、フルマラソンの序盤から中盤で体脂肪をもっと活用できないか?糖質を節約できないか?と考えたのですが……。
浅知恵でしたね。
脂肪がどうしたこうした以前の問題でした。普段よりキツく感じられる上に激しい下痢に襲われて、わずか7 kmでトレーニング終了。
あのときトイレを貸してくれたコンビニの店員さん、ありがとうございました。一生忘れません。
ケトン体サプリメントの副作用
お腹がスッキリした後でよく調べてみると……確かに、低強度の運動では体脂肪を消費しやすい状態になります。
結果として糖質を節約する効果はあるのですが、運動のパフォーマンスが改善するかは研究間で一貫性がないようです。パフォーマンスは利用するエネルギー源だけでは決まらないからです。
運動のパフォーマンスが下がる報告を引用します:
Pre-exercise ingestion of the diester resulted in a 2 ± 1% impairment in TT performance that was associated with gut discomfort and higher perception of effort.
(拙訳)運動前のケトン体ジエステル摂取で、自転車タイムトライアルのパフォーマンスが2 ± 1%低下した。これは胃腸の不快感や努力感の増大と関連していた。Ketone Diester Ingestion Impairs Time-Trial Performance in Professional Cyclists (Leckey et al 2017)
筆者の経験は、この研究をなぞったものでした。走る前に読んでおけば……(ガックリ)。
そして運動時にケトン体を利用する*最大の短所は「糖質の代謝が抑えられ、高強度運動ができなくなる」ことです。
どんな種目でも、(練習ならともかく)最初から最後まで低強度で終えることはないでしょう。勝負どころでスパートが効かないのは苦しいですよね。
*サプリメントでなく、ケトン食に適応した場合も同じです。
よく考えて摂る
ケトン体に限らず、サプリメントは用法・用量によって思わぬ副作用を招くことがあります。比較的安全と言われているプロテインやクレアチンでも同じです。
サプリメント利用をお考えの方は、購入する前に、次のようなことを整理するとよいと思います:
- そのサプリメントを摂る目的は?本当に自分に必要か?
- 現実的に有効な成分量が含まれているか?
- 摂る量の上限と下限は?
- 単回の摂取で効果があるのか?継続摂取が必要か?
- どのような副作用があるか?
- (競技者とその関係者の場合)ドーピング規則に抵触しないか?
競技力向上のために摂る場合は、本番前に試しておくことも大事です。筆者のように苦しまないでくださいね。
適切に摂って、確かな効果を。
こんなジムでよろしければ、ぜひお立ち寄りください。

